呪われた偽物は自由になりたい
あらすじ
「最初から私の居場所なんてなかったのね。 ――それなら、お望み通り偽物は消えて差し上げます。」 養子に迎えられた公爵家で「偽物の公女」と後ろ指を指されながらも家族に認めてもらうため必死で努力してきたプシケ。 だが、ある日突然失踪していた本物の公女が家に帰ってきてから、「本物」を殺害しようとしたとして濡れ衣を着せられ呆気なく死んでしまう。 なんの因果か戻ってきた過去、プシケは家を出て自分のために生きることを決意する。